インタビュー

ネイリスト姉妹が営む「Jasmine nail」。キラキラでハッピーなネイルができるまで。

ネイルサロンで仕上げてもらったお気に入りのネイルはもちろん、手持ちのマニキュアをサッと塗っただけのセルフネイルでも、爪がきれいになると嬉しくなりますよね。

今回お話をうかがったnorikoさんは、ネイリストとして日々お客様の理想のネイルを表現し、指先からたくさんのハッピーを生み出す爪のプロフェッショナル。

4歳上の姉keikoさんと姉妹で営むネイルサロン「Jasmine nail(ジャスミンネイル)」は、高い技術力と細やかな気遣いが好評で、リピーターの絶えない人気店として成長を続けています。

そんなnorikoさんに、姉妹でネイリストになった経緯からネイルにかける想い、将来のお話までじっくり語ってもらいました。

PROFILE

norikoさん
ネイリスト兼ネイルサロンオーナー。ネイリスト歴11年。JNAネイリスト技能検定1級・JNAジェルネイル検定上級取得。
エステティシャンからネイリストに転身後、ネイルサロン2店舗を経て2012年に独立。姉keikoさんとともにネイルサロン「Jasmine nail」を営みながら、韓国子供服とシルバーアクセサリーのセレクトECショップ「NicoMine(ニコマイン)」も手がける。
私生活では2児の母でもあり、子育てと仕事の両立に日々奮闘中。

エステティシャンから憧れのネイリストへ

norikoさん――まずは、norikoさんがネイリストを目指したきっかけから教えていただけますか?

noriko:もともとはエステティシャンを目指して美容学校に入って、卒業後は大手のエステサロンに就職したんです。
でもお客様に施術をするのは好きだったけど、営業トークが苦手で…。毎回高価な商品やコースをおすすめしないといけないのがつらくて辞めました。

そのあとに就職したのが、ジェルネイル専門のネイルサロンです。実は美容学校時代にはネイルの授業も好きだったので、エステのコースとネイルのコースどちらに進むか迷っていて。最終的にはエステを選んだんですが、ネイルもずっとやってみたかったんですよね。

――もともとネイルも得意だったんですね。

noriko:いや、何もできないのにいきなりネイルサロンに面接を受けに行ったんですよ(笑)。

でも、美容学校で学んだとはいっても基礎的なことだけで未経験なので、断られてばかりで。4~5店くらい受けて全部落ちたんですけど、1店だけ未経験でも雇ってくれるサロンがあったので入れてもらいました。

面接のときに自分のネイルを見られて、「それ自分でやったの?」と聞かれたので「はい!」と答えて。本当は友達のネイルサロンでやってもらったネイルだったんですけど、それを言ったら絶対にまた落ちると思って、とっさに…(笑)。

――熱意が伝わったんだと思います(笑)。

noriko:でもそれでほんとに何もできなかったらやばいので、必死で練習しましたね。お店に入ってからも、しばらくはアシスタントをしながら開店前や閉店後、家に帰ってからもずっと練習していました。

でもお客様を担当させてもらったら、すぐに失敗をしてしまって…。

――どんな失敗だったか聞いてもいいですか…?

noriko:オフ(ジェルネイルを外す施術)を担当させてもらったんですが、手際が悪くて不慣れなのがお客様にもすぐ分かったんでしょうね。
「待ってもいいから他の人に代えて」と言われてしまって…。

――それはつらい…。

noriko:そのお客様にも代わってもらうスタッフにも本当に申し訳なくて、恥ずかしさと悔しさでめちゃくちゃ泣いて落ち込みました。

でもおかげで「このままじゃダメだ!」と気づけたので、お店で働きながらネイルスクールに通って、ネイリスト技能検定2級と1級の資格を取って技術を磨きました。それからジェルネイル専門店からスカルプ※メインのお店に移りましたね。

今思うと、あのときちゃんと指摘してもらえて良かったなと思っています。

※スカルプチュア:自爪に人工爪を密着させて長さを出す施術。希望の長さや形にできるため、ジェルネイルよりもデザインの幅が広がるが、施術にはより高度な技術が必要。

姉もネイリストに。姉妹だからできた独立。

ジェルネイル――今は姉妹でネイルサロンを営まれていますが、もともとお姉さんもネイリストをされていたんですか?

noriko:姉は若い頃美容師を目指していたんですが、資格を取る前に妊娠が発覚して美容師の道は一度諦めるしかなくて。そこから子どもを3人産んで、ずっと子育てをしていたんです。

でも子育ても少し落ち着いてきて何か仕事を始めたいと考えていた頃に、私がネイリストとして働き始めたこともあって、姉にもネイリストをやってみないか勧めました。姉はもともと器用だしネイリストに向いていると思ったんですよね。

――それでお姉さんもネイリストを目指すことになったんですね。

noriko:私も当時は1級を取ったばかりで、自分の持っている知識と技術をそのまま姉に教えながら、お互いに勉強し合いました。でも姉は子どもがいて時間の制約があったので、技術を習得しても未経験で働けるネイルサロンを探すのはなかなか難しくて…。

どうしようか迷っていたときに、兄の友達が今度美容室を開業するからお店の一角でネイルができる人を探しているということで、兄が私たちを友達に紹介してくれたんです。

――すごいタイミング…!

noriko:そうなんです!これはもう二人でやるしかない!と思って、美容室の一角を間借りする形でJasmine nailを始めました。

お店を始めてからも姉はまだ資格を取っていなかったので、働きながらネイルスクールに通って、家に帰ってからは毎日深夜まで二人で練習する日々でした。

――想像するだけでめちゃくちゃ大変です…。努力の甲斐あって、今はお二人とも難関と言われるネイリスト技能検定1級とジェルネイル技能検定上級の資格を取得されていますよね。

noriko:はい、それがネイリストとしての絶対的な自信にもつながっていると思います。姉はもちろん、友達や家族にもたくさん協力してもらって達成できたことなので、本当に感謝しています。

――お姉さんとはもともと仲が良かったんですか?

noriko:そうですね。昔から何かあると必ず姉に相談していて、今もネイルのことだけじゃなくて、家のことや子どものことも全部姉に相談します。

ケンカもほとんどしたことがなくて、お店についてもその都度二人で話し合っていろいろ決めてきました。姉妹だからこそ、ここまでやって来られたと思っているので、もし一人だったら独立していなかったかもしれません。

爪がかわいいだけで気分が変わる。一人ひとりの理想を叶えるネイリストでありたい。

Jasmine nail――美容室の一角から始まったお店も、今では店舗を構えてリピーターも多い人気サロンに成長されていますよね。Jasmine nailの強みはどんなところだと思いますか?

noriko:独立して9年目になりますが、美容室でやっていた頃からずっと来てくださっているお客様もいて、本当にありがたいですね。

強み…と言えるかは分からないんですが、スカルプができるのは一つの大きなポイントかなと。

今はジェルネイルが主流になってきてはいますけど、長さを出す強度の強いスカルプはまだまだ需要があると感じています。ジェルにはできない立体的なアートや華やかなデザインができるので、スカルプを希望されてJasmine nailを選んでくださっているお客様は多いと思います。

スカルプ人気のスカルプネイル

――お客様にネイルをするときに何か意識されていることはありますか?

noriko:お客様の理想のネイルに少しでも近づけるように、というのは常に意識しています。

メニューの設定も決まったデザインから選んでいただくのではなく、お客様一人ひとりの希望に合わせて対応できるようにしていて。

爪は常に目に入るパーツなので、もし少しでも気に入っていない色やデザインになってしまうと、たとえお金を払ったネイルでもすぐに取りたくなると思うんです。
逆に気に入ったネイルだと、ふとしたときに目に入るだけでも癒やされたり、テンションが上がったりすると思うんですよね。

たかが爪で贅沢品かもしれないんですけど、爪がかわいいだけで気分が全然違うし、お客様もそれを求めて来てくれていると思います。だから、お客様が納得いくデザインにできるように、色味やデザインを細かく聞くようにしています。

施術中もその都度お客様の反応を見ながら、少しでも納得されていなさそうだったら「やり直しや別のデザインもできますよ」と確認するようにしています。

フットネイル

――細かい気配りがお客様に愛され続ける理由の一つだと思います。norikoさんにとってネイリストの魅力は何ですか?

noriko:自分の技術でお客様の気分を変えられるところかな。完成した後に「かわいい!」とか「テンション上がる!」とか直接言ってもらえるとやっぱり嬉しいです!

エステを辞めるときに上司から「ここで続かないなら何やっても無理だよ」と言われたんですけど、全然そんなことはなかったし、ネイリストになって良かったと思います!

――辞めようと思ったことはありませんか?

noriko:ないですね。もちろんつらいことや大変なこともありますが、好きなことを仕事にできて、独立して良かったと思います。

――天職ですね!最後に、今後の夢や目標を教えてください。

noriko:将来的にはネイルスクールを開いて、一緒にネイルができる人を育てられたらいいなと思っています。技術を教えた子たちが一緒にJasmine nailで働いてくれたら嬉しいです。

今は自分の子どもが小さくて私がフルで働けないぶん、姉に負担をかけてしまっているので、人を増やしたくて。人が増えたらいつかは新しい店舗も出せたらなと。

でもまずは、ずっと来てくださっているリピーターのお客様を大切にしたいので、目の前のお客様にしっかり向き合っていきたいと思っています。

客席

 


 

好きなことを仕事にするのは、楽しそうに見えるけれどきっとそれだけじゃない。
好きだからこそ苦しいことや、どうしようもない壁にぶつかることもあるかもしれません。

それでも「好きなことを仕事にできて良かった」と笑顔で語るnorikoさんからは、誇りと自信が伝わってきました。姉妹で支え合いながら自分たちのペースで前に進み続けるJasmine nailは、これからもきっとたくさんの人をネイルでハッピーにしてくれるはずです。

INFORMATION

「Jasimine nail(ジャスミンネイル)」

Jasmine nail

住所:岐阜県岐阜市日ノ本町4-1(MAP
営業時間:9:00~18:00(時間外相談可)
定休日:日曜日・不定休
電話番号:070-5642-0203
公式Instagram:https://www.instagram.com/jasminenail.8/

韓国子供服とシルバーアクセサリーのセレクトECショップ「NicoMine(ニコマイン)」:https://nicomine.official.ec/

NicoMine

 

Text & Photo by Ayumi Hoshi(@aym_prism
画像提供:norikoさん

 

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ABOUT ME
Ayumi Hoshi
my prism編集長・ライター。セーラームーンとアイドルとインターネットが好きです。お問い合わせ・お仕事のご依頼などはこちら